2010年、初めての著書「いつも、花のこと。」を出版させていただきました。
とにかく、どうしたらよいものが出来るのかまだまだ未熟な私は悩みながら、一生懸命想いを込めて作った本です。
この本は当時、高円寺にあったマーブルトロンから出版していただいたこともあって、担当してくれた新米編集者のノノピーが、同じ沿線にある素敵なギャラリーのオーナーさんにこの本を手渡してくれました。
吉祥寺にあるギャラリーféveは引田ターセンさん、かおりさんが営むギャラリーです。
今、思うとその時はまだ面識もなかったのに、、、快く受け取ってくださり、本の感想をお手紙にくださって、とても感激したあの日が忘れられません。
今回、いろいろな方たちとコラボレーションをして、花器をつくりたいという私の想いをお二人が受け取ってくださり、「花器展」という展示の機会をいただけることになりました。
作家のみなさんがお力を貸してくださり、それぞれとのやり取りから生まれた器たち。
更に、フランスの古道具を扱うatelier Morceauさん、SPOONFULのおさだゆかりさんには北欧のビンテージものなどで、花器にも見立てられそうな普段づかいの器たちも届けてくれます。
器は全て展示販売いたします。
私は、会場を秋の景色にしつらえて、
みなさまのお越しをお待ちしています。
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平井かずみ 「花器展」
期間 2017年10月7日(土) – 10月14日(土) <11日(水)お休み>
12:00-19:00 最終日17:30まで
場所 ギャラリーféve
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-2 2F
陶器 / イイホシユミコ・伊藤環・岡澤悦子
桑原典子・郡司庸久・角田淳
ガラス / 沖澤康平・辻野剛
金属 / 成田理俊
カゴ/ kegoya
アンティーク / atelier Morceau・SPOONFUL
<平井生花店>
10月9日(祝月)、10月13日(金)は、那須から届く植物たちで花屋をいたします。12:00-売り切れまで
*展示期間中はほぼ毎日在廊予定です。
(10/11は定休日、12のみ不在になります)
「花器はどちらで購入できますか?」という質問をよくいただきますが、なかなか花の器だけを取り扱われているお店はなく、困ってしまいます。
ましてや、私が今使っている器たちは15年あまりかけて、少しずつ手に入れたものなので、ここに行けば!と即答するのが難しいのです。
ひとつの器からはじまる花との出合いがあると思います。皆さんがひとつの器と出合う、そんな機会となりますように。